今回は業務スーパーのアイテム紹介からちょっと離れた記事になります。
最近、フライパンや鍋をやめて、便利調理家電だけで調理をすることにしました。
というのも、「ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理」という本を読んで感銘を受けたのが原因です。
勝間さんはヘルシオとホットクック
を駆使して料理をなさっています。ヘルシオに至ってはなんと2台持ち!
本の中で前述のヘルシオやホットクックを置く場所がなければコンロの上に置けばいい、というニュアンスのことを書いていらっしゃって、目からウロコ。私も真似をしてみた、というわけです。
実際にコンロを塞いで料理して1ヶ月。どこにメリットを感じ、どこに不便さを感じたのかまとめてみたいと思います。
コンロを塞いでみた!デメリットは?
炒めもの、揚げ物が面倒
炒めものはオーブン、トースター、ラクラ・クッカーを駆使すればできないことはありません。が、「オムライスを作ってから上にオムレツを乗せる」オムライスのようにちょっとでも複雑な工程が必要になるものはフライパンの方が楽に感じます。
揚げ物に関してはオーブンのノンフライ機能(ノンフライヤーのように、温風で加熱する)を使えばできないことはありません。が、作れる量は限られますし、ノンフライ機能で作った揚げ物が「絶品」かと問われればうーん…という感じなので、炒めもの、揚げ物を作る回数は激減しました。
メモ
トースターで温めても美味しいのですが、おすすめは蒸すこと!
電気圧力鍋に水を張り、100℃で2分の設定にして温めると、ふっくら水を含んだ唐揚げになります。
大人数の麺料理が不便
麺料理は、我が家の象印 圧力鍋 EL-MA30でも調理は可能です。茹でることができるのです。
ただし、2人分が限度だと思います。3人分作ると内鍋の底に麺が引っ付きます。
また、乾麺はそのままだと入りません。
メモ
洗い物が増える
オーブンの黒皿や電気圧力鍋・マルチクッカーの内釜はフライパンや鍋に比べると大きいです。
また、電気圧力鍋やマルチクッカーに至っては内ブタなどのパーツも多くなります。
調理が終わったあとは、食洗機を数回回している状態です。
コンセントが足りない
後述しますが、我が家の調理家電はオーブンで1350W、トースターで1000W、電気圧力鍋で1200W、マルチクッカーで700W、ケトルで1250W(それぞれ最大値)なので消費電力が半端ないです。
我が家の場合、例えばトースターとレンジを一緒に使ったらキッチンのブレーカーが落ちます…。
また、電気圧力鍋とマルチクッカーを元々コンロがあった場所に置いていますが、コンセントがない(電源が取れない)ので延長コードを使っています。延長コードの消費電力の上限は1500wまでなので2台同時には使えません。
電気代がかかる
今までは1400WのIH調理器(山善のIHW-S1460G)を使っていました。
料理にこだわりもないので、数分で作れる料理をパパッと調理することが多かったです。
が、コンロを使わないことにすると、電気圧力鍋やマルチクッカー、オーブンを駆使することになりますが、これらの調理家電は1000W前後。
例えば、鶏肉を焼く場合。IH調理器でフライパンで焼くとすると、700Wで10分もあれば十分です。しかし、オーブンで炒めるとすると、1300Wで20分くらいかかりますから、倍以上の電気が消費されることになります。
メモ
700Wで10分:約3.2円
1300wで20分:約11.3円
になります。
他の人が調理をしにくい
これはデメリットでもあり、メリットでもあるんですが、メインで料理をする人以外、料理はしにくいと思います。
我が家の場合、専業主婦である筆者が料理をすることがほとんどです。主人がキッチンに立つことは元々ほとんどありません。
フライパンも鍋もなくなったので、主人にしてみれば、どうやれば料理ができるのか分からない。電気ケトルはあるのでカップラーメンくらいならどうにかなる、という状態。なので、更にキッチンに立つことはなくなると思います。
逆に何がメリットかといえば、私の場合、他人にキッチンに立たれたくないと感じています。たまに義両親が我が家にくるのですが、結構好き勝手使ってくれてたんですよね。私がいない間に天ぷらを揚げるとか。
こういうことがなくなるので、私個人としては他の人が扱いにくいというのはメリットだと感じています。
料理に関する費用は変わらない
もちろん、元々が外食中心、惣菜中心であった場合には、電気圧力鍋やマルチクッカーで作った方が食事に関わる費用安くなると思います。
しかし元から外食が少なく、惣菜もほとんど使わず。メインのおかずも業務スーパー様々な生活の我が家。劇的には安くなりませんでした。
頭を使う(最初だけ)
電気圧力鍋やマルチクッカーを使いこなすにあたっては、慣れるまでが大変でした。
レシピは探せばいくらでもあるから困りません。が、例えば低温調理した料理を出そうとしたら、逆算して3時間前から調理が必要になったりします。
また、我が家の場合はオーブンを使うとしたらレンジが使えないので、ご飯の温め直しが同時にできないといったデメリットもあります。
メモ
ふっくら温め直されるので、レンジの温め直しよりおすすめです。
コンロを塞いでみた!メリットは?
次に、コンロを塞いで便利調理家電を使うメリットをまとめてみたいと思います。
フライパンと鍋+αを処分できた
コンロを使わない、と決めたので、フライパンや鍋を断捨離することができました。
それにプラスして、付随する「フタ」や「油はね防止網」、「オイルポット(油のストック)」も捨てることができ、キッチンの収納に余裕ができました。
調理スペース、盛り付けの作業場が広くなった
業務スーパーの冷凍野菜等を活用しているので、調理をすることはほぼないのですが、たまにする調理は前述のようにキッチンにスペースができたので、広く使えるようになりました。
また、調理スペースが広がったため、盛り付けが楽になりました。5人分の皿を余裕で並べておかずの盛り付けができるようになったので、いつも大皿だったのがワンプレートにおかずを配置するようになり(プレートを5つも並べられる!)、見栄えや健康を意識した料理を作るようになってきました。
油はねがないから汚れない
油を使うことがなくなったので、コンロまわりが汚れることがほとんどなくなりました。調理関係で出た汚れは油汚れと比較すると掃除しやすいですから、キッチンをキレイに保つことができるようになりました。
調理中にキッチンを離れられる
今まではIHクッキングヒーターのタイマー機能を使って調理していましたが、やはりずっと目を離しているわけにはいきません。たまにキッチンに戻って確認する必要がありました。
電気圧力鍋・マルチクッカー・オーブンであれば目を離していられます。キッチンに立つ時間はほんのわずか。空いた時間で子どもとの時間を確保しています。
料理が美味しくなった
電気圧力鍋でも調理をしますが、個人的に味がワンランクアップしたと感じたのは蒸し料理と低温調理、オーブン料理。これらは手間は以前とほとんど変わらないのに、本当に美味しくなりました。
舌が敏感になる→調味料が少なくなって片付く
蒸し料理や低温調理、オーブンでの料理は、味付けがなくても美味しく感じています(特に蒸し料理)。今は通ぶってオリーブオイルと塩で味付けしています。
おかげで今までのドレッシングやタレが美味しく感じなくなり、今はこれらを減らしているところです。おかげでキッチンに置かれるものが少なくなり、ますますキレイになっています。
美味しいものを作ってみたくなる→麺類の頻度が下がる→冷蔵庫も片付く
今までの大好物は麺類、特にうどんが大好きでした。フライパンや鍋でちゃちゃっと茹でて、キムチ鍋の素やらすき焼きのタレで絡めたり、焼きうどんで食べるのが大好きでした。
しかし、低温調理やら蒸し料理に目覚めると、これらで作ったものの方がうどんより美味しく感じます。なんならパンに鶏ハムだけの方が美味しい。
しかも前述のように、電気圧力鍋やらマルチクッカーでは麺類は調理が面倒です。
おかげで麺類を調理する頻度は下がり、乾麺だけでなく、生麺も避けるようになりました。その分、乾麺の保管スペースや冷蔵庫も片付きました。
子どものお手伝いには便利
前述のデメリットでは「メインで料理をする人以外、料理はしにくいと書きましたが、子どもの「お手伝い」であれば別です。
我が家の場合、業務スーパーの冷凍野菜を使いまくっているのですが、例えばカレーを作るにしても「冷凍じゃがいもを6個、電気圧力鍋に入れようね」というように指示することができます。火を使わないのでキッチンに入られてもさほど困りません。
ボタンを押すのも子どもにとっては楽しいことです。子どもにしてみれば、お手伝いをした結果、美味しい料理ができるのですから、成功体験に繋がりますし、満足感を得ることができます。
我が家の便利調理器
最後に。私のバイブル「ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理」には「ヘルシオ」と「ホットクック」が掲載されていますが、我が家にはそれらはなく、かといって全部買い換えるほどの財力もありません。
もともと我が家にあったオーブンレンジは日立のmro-ss7、ホットクックの代用は象印の電気圧力鍋EL-MA30です。
これにティファールの電気圧力鍋 ラクラ・クッカー コンパクト CY3501JPを買い足しています。
我が家の便利家電の役割は以下のようになります。
便利調理家電 | 商品名 | 役割 | 消費電力(最大値) |
---|---|---|---|
オーブン | 日立 ヘルシーシェフ MRO-SS7 |
焼く、揚げる(ノンフライ) | 1350W |
トースター | コイズミ オーブントースター KOS-1012 |
焼く、焦げ目を付ける、煮切る | 1000W |
電気圧力鍋 | 象印 圧力IHなべ EL-MA30 |
煮る(圧力鍋)、蒸す、低温調理(10℃単位) | 1200W |
マルチ調理器 | ティファール ラクラ・クッカー コンパクト CY3501JP |
煮る、蒸す、低温調理、炒める | 700W |
ケトル | ティファール アプレシア |
湯沸かし(沸かしたお湯を電気圧力鍋やマルチ調理器で使うと時短になる) | 1250W |
レンジ炊飯器 | 和平フレイズ 炊飯土鍋(3合炊き) OR-7110 |
炊飯器(電気圧力鍋、マルチクッカーで作るよりは美味しい気がする) | - |
ヨーグルトメーカー | アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー IYM-014 |
ヨーグルト、ナチュラルチーズ、塩麹作り(25~65℃1℃刻みの温度調整) | 40W |
ホットプレート | BRUNO コンパクトホットプレート |
鍋、焼き肉(コンロを塞いだのでフライパン、鍋代わりにする予定だったが、今のところ出番なし) | 1200W |
カセットガスコンロ |
機種名不明 | 災害用(コンロを塞いだのでフライパン、鍋代わりにする予定だったが、今のところ出番なし) | - |
↑コンロを塞いで調理するための初期投資はラクラ・クッカーのみで、あとはもともと家にあったものを使用しています。
将来的にはこれにベーカリーを足したいなぁ、と考えています。
今後は業務スーパーアイテムでの調理法もまとめる予定
今後ですが、業務スーパーで購入したアイテム(冷凍野菜や乾物)を、電気圧力鍋や低温調理、オーブンで料理をするとどうなるのかもまとめていきたいと思います。